私は、才能ある若者を見つけては、推し活。その1人が、メタ・バラッツさん。アナン株式会社3代目。
1984年、鎌倉生まれ。南インド・ニルギリの高校GSISを卒業し、スイス・ジュネーブのCollege du Lemanにてケンブリッジ大学のA Levelを獲得。その後、スペインに留学。北インド出身の父メタ・アナンの元で、アーユルヴェーダを基にした料理を実践。
昨年、お父さんのメタ・アナンさんが急逝。現在は、鎌倉市極楽寺の古民家を基地に、スパイスの美味しさ、楽しさを
スパイスのオンラインストア『インターネットオブスパイス』から発信中。
私は父のアナンさんとは40年前に出会い。スパイスより、エコロジーや動物愛護の師匠でした。
催事で、使い捨ての紙皿や爪楊枝を使うことを嫌い、納品書ですら、紙を使うことをやらない日本一先取りのエコロジストでした。
礼儀作法にも小うるさく、うっかり釣り銭をアナンさんの手のひらに渡し、泣かされたスタッフもいましたねーー。
そんなハード系エコロジスト、アナンさんと日本人のお母さんに育てられたバラッツは、3代目社長とはいえ、料理がめちゃくちゃ上手なんです。センスがすこぶる良い!!
しかも、素材を生かし方がいい!シンプルに美味しい。
それは、インド、スイス、スペインに暮らし、最後は四季のある日本で、個性溢れるご両親に育てられたことで、バラッツらしいワールドワイドな料理スタイルができたのではないでしょうか。
インテリのバラッツの料理レッスンは、レシピを教えるだけではなく、スパイスの『言われ』やヒストリーを話してくれます。それが面白く、そのスパイスを好きになります。
例えば、『クローブ』は正倉院に宝物として保存されていた、マジに?日本では
『丁子』と呼ばれ、漢方や染料として使われてきたそうな。武士が甲冑の中でいぶして、戦さの前に、モチベ上げ上げにするスパイスに欠かせなかった、、、なんて話しを料理を作りながら語ってくれます。
日本では昔からスパイスは存在したもの、料理に使われることは稀でした。世界中でスパイスが料理に使われてきたのに、やっと約160年前にカレーが日本に上陸。
昭和の家庭料理として定着した『カレーライス』は日本風にアレンジ、発展されたもの。
『スパイスの使い方難しい』を打破する為に、バラッツは、世界で1番わかりやすい、スパイスを使ったカレーの作り方を毎週のSNSやレシピ本で紹介されています。
バラッツは、スパイスは特別なものでなく、
『日々の料理に生かして欲しい』といつも言います。
えーー!肉じゃがやうどんにスパイス使っていいのーー?
ハイ、いいんです。しかも、そのスパイスは香辛料としてだけではなく、お薬としての一面もあります。
それを知ると、もう、スパイス大好きになります。
スパイスを炒める香りをかぐと、今でもアナンさんを思い出します。
アナンさんは、『ホールフード』を伝えようとしている私に、
『ナカムラさんがしてることは社会には役に立たないことかもしれない。でもね、やり続けなさいよ!
何故なら、変わりゆく世界や人にあなたが影響され自分をなくさないために、ブレないために、ホールフードをやり続けなさい』
アナンさんは、洗足池のスタジオをオープンした際に『ガネーシャ』という象の顔した神様を持参。
『これ、インドの神様。願いを叶えてくれるから、しばらく貸してあげる、教室が成功したら返してね』
今だに、行列もできない教室であり、返却相手は天国に。
アナンさんのガネーシャは、教室の棚に鎮座。みなさん、気づきました?

バラッツは、野菜や食材を見て、レシピをその場で考える『即興料理人』。
コレが出来るって、やっぱり、料理スキルや知識が豊富でないと出来ません。
私は何度か、バラッツと、『即興スパイス料理』を経験。
彼の料理のセンス、大好き💕
今回は、草加市のチャヴィペルトのオーガニック野菜を使います。
バラッツがどんな料理を作るのか楽しみでなりませんね。
スパイスの香りは魔法。
お腹が空くし、料理を作りたくなる。
誰かと一緒に食べたくなります。
今週、バラッツのスパイスマジックに、私と一緒にかかりに来ませんか?
□春の有機野菜×スパイス!メタ・バラッツのスパイス使い方講座
2025年3月28日(金)11:00〜14:00
詳細・申込は下記をご覧ください
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