群馬県高崎市郊外の『北斗の森』文字通り、真上に北斗七星が輝く自然の中にある農家。
ここで、9年前にスタートしたのが『田んぼプロジェクト』
ホールフード協会発起とし、農薬や化学肥料を使わずに米作りを体験するプロジェクト。
はじめは、教室のスクール生を中心とし、次第に参加者も増えて、田んぼを訪ねると、稲穂がはち切れんばかりに実っていました。
私は昔、埼玉県本庄市でスタッフたちと田んぼを借りて米作りをしたことがありました。
でも、1年で断念。無農薬で米を作ることは、そんな甘いもんじゃない。
雑草との戦いの日々なのです。
田植えや稲刈りは、楽しいのですが、何たって真夏の草取りは過酷。
久しぶりに北斗の森を訪ね、取材、ラジオ収録、動画撮影を経て、田んぼプロジェクトへの思いを伝えたい。
ほぼ東京在住のメンバーは朝早く、新幹線で安中榛名まで行く。プロジェクト代表の石曽根俊明さんが車でお迎え、モンペ、長袖、日避け帽子、地下足袋を履き、軽トラ荷台に乗り、いざ田んぼへ。
工具の使い方から、くわの持ち方、腰の入れ方まで、石曽根さんに教えを受ける。
慣れない農作業にヘロヘロ、途中の冷たいきゅうりや梅干しの差し入れは、実に美味しい。
そんなことを繰り返し9回目の収穫が目の前。
協会が始めた時は、農業の大変さを知ってほしいという思いは強かったのですが、途中から、北斗の森が引き継がれた時から、農業体験から生き方の振り返り、いや、自分の生き方を田んぼのぬかるみに立ち、瞑想する時間を過ごすことに変化していったのではないかと想像しています。
炎天下の草取りは、辛いのですが、トランス状態になる。何も考えられない。
コレが、何よりのメジテーション、瞑想タイム。
ドロドロの高いの汗が流れた後、カラダの奥からサラサラの水の様な汗が噴き出る。
このすがすがしい汗を感じた人は、田んぼプロジェクトを離れる事がない。
お昼ごはんが、格別。
妻の栄子さんはタカコナカムラホールフードスクールの卒業生。その中でも料理のセンスの良さは
師匠をすっかり超えている。
10人分の色とりどりの野菜料理を大皿に盛り、炊き立てのごはんと味噌汁。
毎回、この料理が食べたくて、参加している人も少なくないはずだ。
『胃袋を掴まれる』ことは、何よりも強力である事が実にわかる。
参加者の胃袋を掴んだのは栄子さん。
あっぱれーーー!
天才シェフの胃袋を掴んだのはタカコわー!あっぱれ!
美味しい料理は、人を幸せにし、やる気を起こし、
継続力をサポートする。
『田んぼプロジェクト』にあなたも参加してみませんか?
今年は何とか稲刈りには参加した後思っています。
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